スマートコントラクト入門(1) ~ローカルにEthereum実行環境を整える~

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はじめに

今回はスマートコントラクト入門ということで、分散型プラットフォームであるEthereumをローカル環境で構築します。

実はEthereumとはスマートコントラクトを実行する基盤であり、特定の実装ではありません。

Ethereumを構成する分散ネットワークは、それぞれEthereum用のクライントがインストールされたノード(サーバ)で構成されています。

Ethereumクライントはいくつかのプログラミング言語で実装されていますが、ここではGoで実装されているGethというクライアントをインストールします。

動作環境

  • Mac Sierra Version: 10.12.6
  • Geth Version: 1.6.7-stable

Ethereumクライント(Geth)のインストール

Mac環境ならmacOS用のパッケージマネージャーのHomebrewを使ってGethをインストールすることができます。
https://github.com/ethereum/homebrew-ethereum

もしHomebrewがインストールされていなければ、本家からダウンロードしてください。

インストールが完了したらパスが通っていることを確認します。

インストールされたバージョンを確認します。

テストネットワークに接続する

Ethereumには全世界で共通に使われているライブネットワークと、クローズドで実行できるテストネットワークが存在します。
今回は開発用ということで、ローカル環境にテストネットワークを作成してみます。

データディレクトリの作成

テストネットワーク用のデータ格納ディレクトリを任意の場所に作成します。
省略することも出来ますが、デフォルトだと~/Library/Ethereum配下に出来ます。

Genesisファイル作成

Genesisファイルはブロックの0番目を記述したjsonファイルです。
同じネットワークに参加するノードで共有されます。

テストネットワークで実行する場合は最初にGenesisファイルを作成する必要があります。

genesisファイルのテンプレートはGethのバージョンによって変更される可能性があるので動かなかったら最新バージョンをチェックしてください。

Gethの初期化

作成したgenesis.jsonファイルを元にGethを初期化します。

するとデータディレクトリ以下にブロック情報やアカウント情報が生成されます。
ちなみにchaindataにブロックに関する情報、keystoreにアカウント情報が格納されています。

Gethの起動

Gethの初期化が完了したので、テストネットワークで起動しましょう。

–datadirでデータディレクトリを指定します。

–networkidはネットワークIDを示しています。0~3は予約語となっていますが、それ以外の値ならば問題ありません。また、networkidはgenesis.jsonで定義したchainIdと同じである必要があるため注意して下さい。

–nodiscoverを指定すると他のノードから検出されなくなります。ローカルで実行する場合はほとんど問題になりませんが、意図しない接続を許可しないように設定しておきましょう。

consoleオプションでコンソールを起動します。

2>> ~/ethereum/eth_test/geth.logでエラーをログファイルに出力します。

上記コマンドを実行するとコンソールが起動します。

テストネットワークでGethが起動しました。

最後に

ローカルでEthereumの実行環境を準備しました。
次は起動したテストネットワーク上で送金してみましょう。

参考

公式プロジェクトサイト
Ethereum@Github

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