エラスチンが肌のハリを支える!年齢肌とエラスチンの深い関係

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20代後半を過ぎると、鏡に映る自分の顔に、以前にはなかった「ハリのなさ」を感じ始める人も多いのではないでしょうか。肌のハリは、若々しさを保つ上で重要な要素ですが、加齢とともに失われていくものです。その原因の一つに、肌の弾力に関わる「エラスチン」の減少があります。

エラスチンは、コラーゲンとともに、肌のハリと弾力を維持する上で重要な役割を担うタンパク質です。今回は、エラスチンと肌のハリの関係、そして年齢を重ねてもハリのある肌を保つための方法について詳しく解説していきます。

エラスチンとは?肌のハリを支える弾性線維

エラスチンは、コラーゲンと同じく、肌のハリと弾力の維持に重要なタンパク質です。コラーゲンが網目状の構造を作り、肌に強度を与えるのに対し、エラスチンはコラーゲンを束ねる役割を担い、肌に伸縮性を与えています。

エラスチンの特徴

  • 伸縮性が高い: エラスチンは、コラーゲンよりも伸縮性に優れ、力を加えても元に戻る性質を持っています。そのため、肌が伸びたり縮んだりする動きに対応し、柔軟性を保つ役割を担っています。
  • コラーゲンとの連携: エラスチンは、コラーゲンと協力して肌の構造を維持しています。コラーゲンが網目状の構造を作ることで肌に強度を与え、エラスチンはその網目を束ね、伸縮性を加えることで、肌が柔軟に動くことを可能にしています。
  • 血管や肺などの組織にも存在: エラスチンは、肌だけでなく、血管や肺などの組織にも多く存在し、これらの組織の伸縮性を担っています。

加齢と共に減少するエラスチンが、肌のハリを失わせる原因に

エラスチンは、出生後ほとんど生成されず、加齢とともに減少していく性質を持っています。20代後半から30代にかけては、エラスチンの減少が目立ちはじめ、40代以降はさらに加速していきます。

エラスチンの減少が引き起こす肌の変化

  • シワの発生: エラスチンの減少により、肌の弾力が失われ、皮膚がたるみやすくなります。その結果、表情筋の動きによってできるシワが深くなり、目立ちやすくなります。
  • たるみの発生: エラスチンの減少は、肌の弾力低下だけでなく、重力に負けて肌が下垂するたるみの原因にもなります。顔だけでなく、首やデコルテ、お腹など、様々な部位にたるみが発生し、老けて見える原因となります。
  • 肌のキメの乱れ: エラスチンの減少により、肌のキメが乱れ、肌表面がザラザラしたり、凹凸が目立ったりするようになります。

エラスチンを減らさないためにできること

加齢によってエラスチンは減少していく一方ですが、適切なケアを行うことで、その減少スピードを遅らせ、ハリのある肌を保つことができます。

エラスチンを増やす効果が期待できる成分

  • レチノール: レチノールは、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果が期待されています。
  • ビタミンC: ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるだけでなく、抗酸化作用により、エラスチンを分解する酵素の働きを抑制する効果が期待されています。
  • セラミド: セラミドは、肌の角質層に存在し、水分を保持する役割を担っています。セラミドが不足すると、肌が乾燥しやすくなり、エラスチンの生成が阻害される可能性があります。

エラスチンを増やすための生活習慣

  • 紫外線を避ける: 紫外線は、肌の弾力に関わるエラスチンを分解する原因となります。外出時は日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘などを活用したりして、紫外線をしっかりカットしましょう。
  • バランスの取れた食事: たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することが大切です。特に、コラーゲンやエラスチンの生成に役立つビタミンCを多く含む果物や野菜を積極的に食べましょう。
  • 睡眠不足を解消: 睡眠不足は、肌のターンオーバーを阻害し、エラスチン生成を抑制する可能性があります。質の高い睡眠を心がけましょう。
  • ストレスを軽減: ストレスは、様々な肌トラブルの原因となります。ストレスをためないよう、気分転換をしたり、リラックスできる時間を作ったりしましょう。

まとめ

エラスチンは、肌のハリと弾力を維持する上で重要なタンパク質です。加齢と共に減少していくエラスチンですが、適切なスキンケアや生活習慣によって、その減少スピードを遅らせ、ハリのある肌を保つことが可能です。年齢を重ねても、若々しい印象を保つために、エラスチンを意識したケアを始めてみましょう。

※この記事は、あくまでも情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスを提供するものではありません。
具体的な健康上の問題や懸念事項がある場合は、必ず医師またはその他の医療専門家に相談してください。

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