「お肌に良い」と人気のヒアルロン酸ですが、「副作用があるってホント？」と不安に思っていませんか？\
今回は、美容皮膚科医である筆者が、ヒアルロン酸の副作用について【医師監修】で解説していきます。
## ヒアルロン酸とは？
ヒアルロン酸は、私たちの体内にもともと存在する成分で、肌の水分保持や関節の動きをスムーズにする働きがあります。\
保水力が高く、1gで約6リットルもの水分を保持できると言われています。\
化粧品や医薬品に配合されるヒアルロン酸は、バイオテクノロジーによって作られています。
## ヒアルロン酸の副作用って？
結論からお伝えすると、**ヒアルロン酸はアレルギー反応以外の副作用が極めて少ない成分**です。\
そのため、安心して使用することができます。
## 副作用リスクと対策
可能性として考えられる副作用と、その対策について解説して行きます。
### 1. アレルギー反応
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、アレルギー反応が起こる可能性は極めて低いと言われていますが、全くのゼロではありません。
もし、ヒアルロン酸を使用した際に、
**かゆみ、赤み、腫れ、蕁麻疹**
などの症状が出た場合は、すぐに使用を中止し、医師の診断を受けてください。
### 2. 注射による内出血や腫れ
ヒアルロン酸注射は、施術を行う医師の技術によって、内出血や腫れが出るリスクが左右されます。\
信頼できる医師のいるクリニックを選び、施術を受けるようにしましょう。
## ヒアルロン酸を安全に使うためのポイント
ヒアルロン酸は安全性の高い成分ですが、より安全に使うためには以下の点に注意しましょう。
* **信頼できるクリニックを選ぶ:** 施術を受ける前に、クリニックの評判や医師の経歴などをしっかり調べるようにしましょう。
* **カウンセリングをしっかり受ける:** 施術内容やリスクについて、医師にきちんと説明してもらい、納得してから施術を受けるようにしましょう。
* **自分の肌に合う製品を選ぶ:** ヒアルロン酸は様々な種類があるので、自分の肌に合う製品を選ぶようにしましょう。
* **使用前にパッチテストを行う:** アレルギー反応が心配な場合は、使用前にパッチテストを行うようにしましょう。
* **使用量を守って使う:** ヒアルロン酸は、使用量を守って使うようにしましょう。
* **使用後はしっかりと保湿する:** ヒアルロン酸は、使用後にしっかりと保湿することで、より効果を発揮します。
* **異常を感じたらすぐに使用を中止する:** 使用中に異常を感じたら、すぐに使用を中止し、医師の診断を受けてください。
## まとめ
今回は、ヒアルロン酸の副作用について解説しました。\
ヒアルロン酸は、アレルギー反応が起こる可能性はありますが、その他の副作用はほとんどないとされており、安全性が高い成分と言えます。
しかし、万が一、使用中に異常を感じた場合は、自己判断せずに、すぐに医療機関を受診するようにしてください。
**参考文献**
* [令和6年度第2回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録](https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40308.html)
* [【医師監修】ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる？リスクや副作用はあるの？](https://hajimete-biyou.jmec.co.jp/hyaluronic_risk_utitudukeru/)
* [ヒアルロン酸注射の副作用（リスク）とは｜デメリットと施術時の注意点](https://omotesando-skin.jp/column/hyaluronic-acid-injection-side-effects/)
※この記事は、あくまでも情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスを提供するものではありません。
具体的な健康上の問題や懸念事項がある場合は、必ず医師またはその他の医療専門家に相談してください。