目次
はじめに
こんにちは。@ykubot1です。
前回ラズパイのOSをインストールし、起動させるところまでやったので、今回はその続きをやっていきます。
動作環境
- MacBook Air Sierra
- Raspberry Pi 3 Model B
- RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL(2016-11-25版)
- 無線Wifi環境
やること
- Wifi接続
- 基本設定
- 日本語表示(ロケール)設定
- パッケージアップデート
- 日本語入力設定
- SSH接続
- ホスト名でアクセスする
Wifi接続
ラズパイ3からなんとデフォルトで無線Wifi対応してます。便利ですねー(ラズパイ2まではWifiドングルが必要でした)
ログインして右上のWifiアイコンをクリックすると、接続可能なネットワークのSSIDが表示されるので、通常どおり接続先のSSIDを選択して接続して下さい。
基本設定
ラズパイをパソコンとして使用するために基本をしていきます。
- 日本語表示(ロケール)設定
「Menu」>「Preference」>「Raspberry Pi Configuration」を選択します。- Locale
「Localisation」タブを選択し、「Set Locale」をクリックします。それぞれ以下の通りに設定してOKをクリックします。
Language: ja(Japanese)
Country: JP (Japan)
Character Set: UTF-8
- Locale
- Timezone
「Localisation」タブから、「Set Timezone」をクリックします。それぞれ以下の通りに設定してOKをクリックします。
Area: Japan -
Keyboard
「Keyboard」タブから、「Set Keyboard」をクリックします。それぞれ以下の通りに設定してOKをクリックします。
Country: Japan
Variant: Japanese -
WiFi Country
「Localisation」タブから、「Set WiFi Country」をクリックします。それぞれ以下の通りに設定してOKをクリックします。
Country: JP Japan再起動すると日本語表示が反映されます。
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パッケージアップデート
パッケージ類をアップデートしておきます。123sudo apt-get updatesudo apt-get upgradeupgrageは「続行しますか?[Y/n]」と聞かれるのでYと応えてEnterすればOKです。
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日本語入力設定
日本語入力にも対応させましょう。12$ sudo apt-get install fonts-takao ibus-mozc「続行しますか?[Y/n]」と聞かれるのでYと応えてEnterしてください。
右上に入力言語のアイコンが表示されるので、「メニュー」>「アクセサリ」>「Text Editor」でテキストエディタを開き、日本語入力を試してみましょう。(表示されていなかったら再起動を試してみて下さい)
自分の場合は「日本語-Mozc」にしても表示が変わらなかったので、デスクトップ右上の「入力モード」から「ひらがな」で設定するといけました。
SSH接続
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Raspberry PiのSSHを有効にする
2016-11-25版だとセキュリティアップデートされて、デフォルトではSSH接続が拒否されてしまう仕様になりました。そのため、ブートパーティションにsshファイルを作成します。
2016-11-25:リリースノート
公式ブログ
この辺の設定はOSのバージョンアップで変わる可能性があるので、定期的にリリースノートや公式ブログをチェックしておくのがおすすめです。
(この記事が投稿される直前に次のリリースノートが出ました笑)12$ sudo touch /boot/ssh再起動するとSSHが有効になっているはずです。警告画面が出たらOKを押して下さい。
ちなみにGUIでも設定出来ます。「メニュー」>「設定」>「Raspberry Piの設定」でインターフェイスタブでSSH設定を変えます。
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macのターミナルからssh接続
まずラズパイのローカルアドレスを調べます。12$ ip addrifconfig
でもいいです。macからssh接続します。
1234567$ ssh pi@[raspiのローカルアドレス]The authenticity of host '192.168.179.5 (192.168.179.5)' can't be established.ECDSA key fingerprint is SHA256:[ハッシュ値].Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?yesWarning: Permanently added '192.168.179.5' (ECDSA) to the list of known hosts.packet_write_wait: Connection to 192.168.179.5 port 22: Broken pipe続けるか聞かれるのでyesと入力してEnterして下さい。すると警告が出ますが、気にせずもう一度SSHで接続すると、今度はパスワードを聞かれるので、デフォルトでは
raspberry
と入力するとログインできます。
ホスト名でアクセスする
毎回IPアドレスを指定するのは面倒なので、ラズパイにホスト名でログイン出来るように設定します。
- Vimのインストール
デフォルトのviは使いづらいので、まずはvimをインストールします。123$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install vim - ホスト名の変更
123$ sudo vim /etc/hostnameraspi1.local
任意のホスト名に
.local
をつけて保存します。
続いてhostsも変更します。変更したホスト名を設定して下さい。123$ sudo vim /etc/hosts127.0.1.1 raspi1ここで一度再起動して、SSH接続ができるかどうか試してみて下さい。
もしSSH接続出来なければ、avahi-daemonをインストールしてみて下さい。(デフォルトで既にインストールされているっぽい)12sudo apt-get install avahi-daemonこれで毎回ホスト名でSSH接続出来るようになりました。