レチノールは、シワやニキビ跡などの肌悩みに効果的な成分として人気ですが、肌への刺激が強いことも事実です。せっかくの効果を実感したいのに、肌に合わなくて諦めてしまうのはもったいないですよね。
そこで今回は、レチノールが肌に合うか調べるための「パッチテスト」について解説します。
目次
レチノールパッチテストとは?
レチノールパッチテストとは、レチノール配合の化粧品を少量、肌に塗って、肌の反応を見るテストのことです。
パッチテストを行うことで、以下のようなことがわかります。
- レチノールに対して、肌がどのような反応を示すか
- どのくらいの濃度のレチノールなら、自分の肌に合うか
パッチテストの方法
- 清潔な肌を用意する
- 洗顔後、化粧水などで肌を整えてください。
- 肌が乾燥している場合は、保湿クリームなどで十分に保湿してから行いましょう。
- レチノール配合の化粧品を少量取る
- 1円玉くらいの大きさで十分です。
- レチノール配合の化粧品は、初めて使う場合は低濃度のものから始めましょう。
- 腕の内側に塗布する
- 腕の内側など、肌の薄い部分に塗布します。
- 塗布する際は、優しく叩き込むようにしてなじませます。
- 24時間〜48時間観察する
- 塗布後、24時間〜48時間は様子を観察します。
- 赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、乾燥など、何かしらの異常を感じたら、すぐに洗い流してください。
- 結果を判断する
パッチテストの結果、以下のいずれかの症状が出た場合は、レチノールが肌に合わない可能性があります。
- 赤み、かゆみ、ヒリヒリ感
- 乾燥、皮むけ
- 発疹、吹き出物
レチノールパッチテストで注意すべきこと
- 必ず少量から始める
- 敏感肌の人は特に注意する
- 肌が弱い人は、パッチテストを複数回に分けて行う
- パッチテスト中に異常を感じたら、すぐに洗い流す
- パッチテストの結果、肌に合わない場合は、使用を中止する
レチノールを安全に使うためのポイント
- 低濃度から始める
- 使用頻度を徐々に増やす
- 保湿をしっかり行う
- 紫外線対策をしっかり行う
- 肌の調子を見ながら、使用を調整する
レチノールが肌に合わない場合の対処法
レチノールが肌に合わない場合は、使用を中止し、皮膚科を受診することをおすすめします。
まとめ
レチノールは肌に良い成分ですが、肌への刺激が強い場合もあります。
レチノールを使用する前に、必ずパッチテストを行い、自分の肌に合うかどうかを確認しましょう。
パッチテストで肌に合わない場合は、無理せず使用を中止し、皮膚科を受診してください。